Drosera sp.'Zambiensis'(仮名)について

森本 泰弘

 この植物がアフリカ探検中の宮本氏から送られてきたのは、昨年秋のことでした。地上部は輸送中に枯れてしまっており、数本の根だけが生きて届きました。その根を鹿沼土系の用土に植えておいた所、2週間ほどで発芽。それから半年を過ぎ、写真の様な巨大なドロセラへと成長したのです。

・これまでに解った特徴。
1. 5/26現在、高さは46cm。ひと月に6〜7cm程成長する。葉は長さ3cmほどで、そのうち葉身は長さ1cmでさじ形である。
2. ゴボウ根が下に真直ぐ伸び、長さ10〜15cmに達する。根は途中で2〜3本に分岐し、その分岐した根から芽が出て増える事がある。
3. 小さな株はある程度成長すると枯れ、すぐに根元から新たな芽が出て成長する。その新しい芽は、あきらかに前より茎が太く、立派な株になる。どうやら子株はこの繰り返しで親株になるようである。
4. 葉挿しが可能。ただしごく小さな株なので、親株になるには時間がかかりそうである。

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