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謎の大型Utricularia（現在調査中） |
なぞの大型Utricularia |
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P.elongata |
メキシコ・ベネゼエラの自生地
食虫植物探検家・宮本誠
ベネゼエラ編
謎の大型Utricularia（現在調査中） なぞの大型Utricularia P.elongata
１０月１日、ベネゼエラのカラカス着も深夜のため、バスもなく、インチキタクシーに乗せられ、ぐるぐる回った上に結局空港に戻ってしまい、警察沙汰になるわで散々。
P.elongataが自生するARICAGUEはまさに難所で、バスでもタクシーでも行けなく、CALUGUEまでなんとか山岳バスで行き、さらに歩きながらトラックをヒッチハイクし、さらにはTOYOTAのハイラックスのARICA行きに便乗させてもらい､高い謝礼を払いやっとのことで到着。その日は教会へ泊めてもらう。山をさらに2000mまで登ったが、トゲ科植物のおかげで傷だらけで、調査断念。その日は野宿。翌日、ヒッチハイクでMORROへ向かう。その途中2.500mの峠があったので、ここや！と思い、車を降りる。
降りたところは湿原だったが、夕方だったのでその日は野宿。そして10月8日、山へ突入！2.750mから2.800mでP.elongataを発見！すばらしいPinguiculaだ！葉は紫色、花も紫色で綺麗だ！P.heterophyllaとP.vallisneriifoliaの中間型という感じ。こんなPinguiculaは世界にない！種子も実っているようである。
他にもU.カエリエンシス？も発見。花は7cmぐらいの巨大薄紫の花だ！
帰りも大変だった。断崖の道亡き道をひたすら降りる、ヒッチハイクした車はすべてハイラックスだ。命がけのヒッチハイクだった。二度と行きたくない所だ！