伊勢花菖蒲園

8月18日(金) 夜10時にJR水道橋駅にいえきちさん、坪井さんと待ち合わせ。無事に2人を拾い、車(ホンダCR-V)で一路東名高速へ。厚木でRedecさんを拾い、足柄で稲穂氏を拾い、無事にメンバー全員が揃ったのは、夜の12時半過ぎであった。
メンバーは5名。ホンダのCR-Vはそんなに狭い車ではないが、御殿場の大男(稲穂氏)が後ろの座席に乗るのは、みんなの迷惑なので、自然に助手席となる。後部座席にRedec氏、坪井氏、いえきち女氏の順で座席に着く。さあ、これから関西へ向けて出発である。
今回運転するのは私とRedec氏、ともに長距離運転は慣れてはいるが、やはり深夜の運転は睡魔との戦いである。1時間後との交代で何とか切り抜ける。途中のサービスエリアで稲穂氏持参のカメラで全員で記念撮影。三脚まで立てて夜中に何やってんだ?って感じであるが、オブジェの前に集合して、記念の一枚! この一枚はおそらく稲穂氏主宰のホームガーデン通信に使われることであろう。
東名高速をひたすら西に向かい、途中から東名阪高速へ分流。私は「ヒガシメイハン」と読むべきところを「トウメイハン」と読んでしまい、一同大爆笑となり、寝ていたいえきちさんや坪井さんも起きたようである。稲穂氏も運転はしないものの、助手席の運命であろう、寝ることもできず、ひたすら運転者と会話をする。まあ、もともと話し好きなので苦ではない様であるが。。。
東名阪を抜けて伊勢自動車道へ合流。時間は朝の6時を過ぎたころ。途中雲行きが怪しくなり、いきなりスコールのような雨が降り出した。すごい集中豪雨だ。運転にも支障があるので、途中のサービスエリアで休憩となる。ここで睡魔も限界なので一寝入り。
1時間半ぐらい寝たであろうか。目が覚めると時間は7時半過ぎ。他のメンバーも目が覚めたようなので、伊勢菖蒲園まで一気に行くことにした。カーナビのデータによるとあと30分ほどで到着予定であることを確認した。伊勢道の津ICで降りて、更に一般道を10分ほど走るとようやく伊勢菖蒲園についたのである。時間はジャスト8時。目の前にはおびただしい数のサラセニアが我々を歓迎してくれているようだ。
数ヶ月前にTCPS軍団がいい苗を持っていってしまったようであるが、その影響は感じないほど見事なフラバやプルプレア、大きなフードをつけたミノール、数え切れないほどのムシトリスミレなどが我々の旅の疲れを癒してくれたのであった。
この日は社長の前田氏が不在であるため、奥様が対応していただけるという。交渉していただいた赤塚氏に感謝したい。
さて、その奥様は10時にやってくるという。我々は朝飯も食うのを忘れて、植物たちの撮影に没頭する。フラバの赤い系統などは殆ど見当たらないが、ベインド系やオールグリーン系などは見事である。なかにはルブラやアラタ系が交雑されたらしい株もあり、純粋フラバがなくなりはしないか心配されるところである。
プルプレアも私のふくらはぎのようにズングリとしたプルプレアが沢山あり、バラエ ティーも豊富のようである。1時間ほど撮影、物色をした後、近くのコンビニで朝飯にする。この近くのコンビニというのがなかなか見つからずに、車で10分以上は走ったのには驚いた。稲穂氏は朝からすごい食欲だ。細かくは覚えていないが、4袋以上、何か食っていた。さて、空腹を満たした後、再び伊勢菖蒲園い戻ってきた。時間はまだ9時過ぎ。奥様が来る時間までまだ1時間もある。稲穂さんが奥様に電話をしてもらった。どうぞご自由にご覧になっててくださいとのこと。既に勝手にご覧になっているのではあるが。。。
サラセニアの数もさることながら、レイコフィラ系のバラエティの多さにも驚くばかりだ。かの有名な交配種、京鹿の子タイプやナガモトタイプもある。真黄色のレイコフィラもある。稲穂氏やいえきちさんがバシバシシャッターを切るが、いくら撮っても撮り足りない感じである。
原種ではミノールの大きい株がごろごろしている。ルブラの原種(おそらくガルフエンシス)も数株ある。プルプレアはぽっちゃりと太ったいいものが沢山ある。筋の入った日光系のものもあり、稲穂氏は早速2,3株をチョイスしていたようだ。
10時過ぎに奥さんも登場。挨拶もそこそこに、物色に没頭する。
奥の温室にはムシトリスミレのセトスが100鉢以上はある。2,3株開花はしているがやはり数の多さには圧倒させる。カペンシスの大株、ブロードリーフもまるでヒラリスのような姿で、元気そのものである。オールレッドやアルバもある。みな大きな株でご立派である。
さらに、トウカイエンシスが大きくなったような謎のドロセラも発見。D.capillaris?とった感じであるが、謎である。
坪井氏も本職はネペンテスのはずだが、このサラセニアの群落にすっかり脳みそがス パークしたようで、お気に入りのレイコフィラ系交配種の大株を2株ゲットしていた。 私は、買って帰っても置く場所に困るし、昨年山ほど買ったので、今年はイトバモウセンゴケ(原種で種子が出来るやつ。いわゆるトレイシー)の大株(10芽立ち)をゲット。ラベルには2000と書いてあるのでおそらく2000円だろう。Redecさんは1芽立ちのビニールポット苗を2鉢購入。1鉢300円で2鉢で600円。私の10芽立ちは2000円ではなく、800円!ええ? あの2000のラベルは何を意味していたのであろうか? 稲穂氏はフラバやプルプレアを数株ゲット。車に仕舞いきれないので宅急便での配達となった。
時間の経つのは早いもので、時間は12時近くになっていた。おのおの支払いを済まし て、いざ、次なる目的地、兵庫の内藤さん家を目指すことになるが、稲穂氏の携帯メールで伊勢菖蒲園周辺の自生地の情報が赤塚氏や宮本氏から入る。詳しい場所もわかるのであるが、宮本氏からの情報によると、今夜宿泊する予定であった内藤さんちの近くの老人ホームのような宿が予約できなかったようで、我々もあせったのである。一応宮本氏に淡路周辺の宿を探してもらうことにあるが、我々も呑気に自生地めぐりをしている場合でもなさそうなので、兵庫の内藤家へ行くのを諦め、淡路に直行することにした。

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