高井家訪問

車で20分ほど移動すると、高井家に到着だ。周りを田んぼに囲まれたのどかな ロケーションである。自宅敷地もかなり広く、東京都内であれば、一戸だけが6件ぐ らいは立つ感じである。門塀、庭園設備もご立派で駐車場に車が4台停めてある。
庭には水生植物が豊富で、イトタヌキモは100本以上は開花している!すごい!その 隣の水盤にはサラセニアのトランペットがたくさん並んでいる。さらにその隣の水盤 には雨よけがしてあり、その中にドロソフィルムがたくさんある。開花したあとがあ り、そのこぼれ種であちこちの鉢から実生苗が発芽していた。まさにドロソフィルム の雑草化栽培状態です。これはすごいというかめずらしい! 
さらには珍品のD.graminifoliaや球根ドロセラなども元気に生育している。まさにここは食虫天国! しかし、これだけで驚いてはいけない。6坪のビニール温室内は、ネペンテスの楽園であった。N.ampullaria N.bicalcarataがすばらしい生育をしている。N.aristolochioidesも小さいながらあの特異な袋をつけていた。ネペンテスファンであれば、発狂するに違いないであろう。棚下では、大きな水槽内に生ミズゴケに埋もれたヘリアンフォラ類が元気に生育している。超音波で加湿をしているようだ。そういや、温室の床に水槽が掘ってあり、鯉? 金魚? が泳いでいる。人工的に加湿しなくても充分湿度は確保できているのであろう。栽培場の回りは田んぼに囲まれており、敷地内にも自然の水があちこちに流れているようであり、まったく持って羨ましい限りである。
大汗をかいて撮影等の没頭していたが、暫くすると加藤誠三氏が登場。なにやら差し入れを持参していただいたようだ。もう気分はBBQにビール!といった感じであったが、麦茶とアイスクリームであった。この梅雨の晴れ間の真夏のような暑さと食虫の熱気に包まれた今の空間にはまさにピッタシの差し入れであったと思う。

さあ、時間もそんなにないので、そろそろ根尾に向けて出発となる。

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