上野村イシモチソウ大群生地!
上野の自生地に到着したのは午後2時半ごろ。伊勢から40分ほどで到着である。暑さも ピークで、じりじりと地肌が焼けていくのを実感できるほどである。 きれいに整備された駐車場に車をとめて、自生地探検用の身づくろいを始める。長靴や 汗拭きタオル、撮影道具を装備していざ出発、といっても歩いて10分もかからない場所 であり、登りも下りも無い平坦な獣道のような道を歩くだけである。せっかちな私は先 に出かけたナチュラリスト橋本氏や南さんと一緒にどんどん先に行ってしまった。ここ 上野はあちこちに道の分岐があり、迷路のようになっているので、迷ったら大変である 。私も2年前に赤塚氏の案内でここを訪れたが、人間の記憶とは曖昧で、早速迷ってし まった。確かこの辺に池があって、、、などといっているうちに、私の記憶とは程遠い 場所に来てしまったようだ。しかし、怪我の功名であろうか、道の途中ですばらしいミ ズゴケの群生地を発見。ナチュラリスト橋本氏の目が輝いていたのは、言うまでもある まい。 しかし、道に迷ったままで仕方が無いので、赤塚氏にヘルプの電話をするが、どこの道 も同じような感じなので、説明の仕様が無い。その2つ目の信号を右に、、という具合 には行かないのである。仕方ないので、来た道を戻る。すると、見覚えのある道に出た 。そうだ、ここを右だ! 私のかすかな記憶力がよみがえったようだ。赤塚氏たちはと っくに自生地に到着していたようで、我々迷子のために戻ってきてくれた。よかった! ほっと一安心! 赤塚氏の案内で自生地にたどり着く。おお!すばらしい! ワンダフル!ビューティフ ル! これは実際に行った人ではないと分からないであろう。地面一面に自生するイシ モチソウ! 遠くから見ても、一面が黄色いのがわかる。数万本,数十万本はあるかも しれない。千葉県にも成東にイシモチソウの自生地はあるが、その比ではない。すごい 数のイシモチソウが一面に生えているのだ。地面はかなり乾燥しており、湿った場所や 水路の脇にはモウセンゴケやトキソウがたくさん自生している。ここのモウセンゴケは ピンク花があるのだ。他の自生地では見ることが出来ないが、ここではよく探せば結構 な数のピンク花がある。さらに奥に行くと、イシモチソウは少なくなり、水路の脇を挟 んでミズゴケが沢山生えている。2年前の夏にきたときはこのあたりはミミカキグサ類 が沢山生えており、見事であった。 さらに奥に行くと、モウセンゴケがかなりの数が自生しており、踏まずには先に進めな いといった感じである。結構草が深いので、短パンの私は足が傷だらけになってしまっ たが、そんな痛みは感じないほど、すばらしい自生地である。 珍しい昆虫や水棲生物が沢山居たようだが、この辺は赤塚氏から詳しい報告があるであ ろう。 皆,撮影に余念が無い。イシモチソウの大群落はどうやればうまく撮影できるか?なか なか悩むところである。カメラのファインダーを覗いても肉眼で見る感動が伝わってこ ない。難しいところだ。こういうのはプロに任せればそれなりにすばらしい写真が撮れ るのであろうか? 栽培技術の向上もさることながら、撮影技術の向上も図りたいもの だ。 時間は4時をすこし回ったところである。我々関東軍はそろそろ引き上げなければいけ ない。私と鵜原さんは電車で帰るため、終電に間に合わせなければいけないのだ。 やや急ぎ足で駐車場まで戻り、そこで、着替えることにする。 東海サミットはこれにて閉幕となる。無事に予定を消化でき、天気もよく、最高の2日 間であったと思う。昨年のサミットに続き、今年も充実感でいっぱいである。 さて、来年はどこでサミットやりましょうか? 新潟? 八丈島? 北海道?南総? 最後に日程調整、宿の予約、宴会場予約など、全ての面でお世話になったTCPSの赤 塚氏に心から感謝の意を表します。

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